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  • 2020.06.15
  • コラム更新!ダブルループによるイノベーションの勧め―隠ぺいや偽装が起きやすいシングルループ組織―

■よかれと思うことが裏目に出る企業の不祥事
隠ぺいや偽装など不祥事が起きるのは、その組織がシングルループの罠にはまっているからかもしれません。隠ぺいや偽装が起きた組織では、予算や計画、目標といった基準の遵守、達成が絶対であり、基準からの逸脱はあってはいけないことであり、なんとしてでも達成せよというプレッシャーのもとで、悪しき慣習としての隠ぺいや偽装がまかり通ってしまうのです。

■シングルループの罠
シングルループとは、過去の学習や成功体験を通じて獲得した「ものの見かた・考え方」や「行動のしかた」にのっとって問題解決を図り、その過程で学習するしくみのことを指します。世の中が安定している時には効果が出やすいのですが、現代社会のように世の中自体がこの先どうなっていくのかわからないというような状況下では、変化に対応できず、気がついたときには大きな判断ミスをしてしまったということになりかねません。

■予算や計画、目標は達成できないときこそ変革のチャンス
 シングルループでは、予算や計画、目標は達成できないことは不適切なことであり、「やり方」に問題があるということになります。ISOマネジメントにおいても基準に合わないことは不適合とされ、是正措置が求められることになります。内部監査でも審査機関の監査でも、現場は不適合の指摘を恐れて、余計な事は言わない、見せないという風潮もあったりします。しかし、決められたことができない場合はいつでも実行側のせいでしょうか?

■そもそも論で考えるダブルループの必要性
計画に対する結果に問題(ズレ)が生じた場合、計画自体の見直しをするしくみのことを、ダブルループと言います。そもそもなぜ問題が起きたのかまで立ち戻ることによって、「やり方」の改善ではなく、その元になった「考え方」の変革の必要性までたどり着くのです。
ISOマネジメントにおいても、不適合はリスク分析のインプットとなり、マネジメントレビューによってマネジメントシステム自体の改良へと結びつけることが求められており、ダブルループの概念が反映されています。

■シングルループで「老いる」企業とダブルループで「育つ」企業
昨日までの解決策が今日の問題になるような現在社会においては、シングルループの企業では社会変化についていけずに老いていくかもしれません。社会変化をチャンスとして、経営そのものを破壊的に創造していくダブルループ型の企業が育っていくかもしれません。