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  • 2022.06.23
  • 第五十稿「DXで再び脚光を浴びるチェンジマネジメント」-DXを拒むチェンジモンスター

■DXの阻害要因はデジタル化の遅れではなく「人」の問題
DXの必要性が叫ばれる中で、なかなか推進できずに困っている企業が少なくありません。
その理由としてデジタル化の遅れが指摘されることが多いのですが、実はDX阻害の主要因はデジタル化の遅れではなく、「人」の問題であることが珍しくありません。デジタル化の遅れ自体は、むしろ最新のIT製品を導入できる強みがあり、デジタル化に対する意欲さえ高まれば追いつくことは難しいことではありません。むしろ、やっかいなことはデジタル化も含めて「変わる」ことに抵抗する人達の存在なのです。

■組織改革の足をひっぱるチェンジモンスター
「変わる」ことに抵抗する人を指す言葉として、チェンジモンスターという概念があります。
チェンジモンスターとは、変化に抵抗感を示し、変革の障害となる従業員のことを指します。
ボストンコンサルティンググループのコンサルタント、ジーニ・ダックは著書の「チェンジモンスターなぜ改革は挫折してしまうのか?」の中で以下のような具体例をあげています。

・タコツボドン
自分の領域を超えた視野を持つことをせず、別の領域の人を無視し、タコつぼにはいったように他とつながりを持とうとしない従業員。

・ウチムキング
社内評価を第一に考え、外からの視点を取り入れずに物事を進めようとする従業員。

・カコボウレイ
過去に力を入れた事業は現在どんなに業績が悪くても撤退の決断をしない従業員。

・ノラクラ
のらりくらりと様々な言い訳を用いて、変革をしようとしない従業員。

・カイケツゼロ
課題の解決策は提示しないが、課題の指摘や出来ない理由を述べる従業員。

■変化に対して前向きに取り組める組織づくりへ
DXを推進していくためには、チェンジモンスターを徹底的に排除するチェンジマネジメントが不可欠になります。そのためには、経営者などリーダー自身が絶対に変革するのだという強い意志を示すこと、変革から逃げていては大変なことになるのだという危機感を共有することが必要です。チェンジモンスター達にとっては、漠然とした組織リスクよりもリアルな自分自身のリスクを優先したがるのです。もはやそんなことを言っている場合ではないと思わざるをえないほどに組織が熱くなれるかどうか、チェンジマネジメントの成否は意外とそんなところで決まってくるのではないでしょうか。